京都 琴(箏)だより (赤ちゃんのまなざし)

harumi-20gen2009-03-16

小さな 赤ちゃんは とても 可愛い ですね。 相手を して あげると いつまでも 飽きることが ありません。 8ヶ月以下の 赤ちゃんを 対象に その 視覚世界の 発達を 調べた データーの 話しです。 ヒトの 赤ちゃんという ものは とにかく 何かを じっと 見つめることが 好きな よう なのです。 例えば ニホンザルの 赤ちゃんであれば、 こんなにも じっと 一つの 対象を 見つめる ことは ありません。 絶えず キョロキョロとして 落ち着かず、 画像を 呈示しても 注目 さえ しません。 これに 対して ヒトの 赤ちゃんは とにかく 見ます。 好きな もので あれば なおさらで つまらなくても チラッと 見ます。 サルと ヒトでは 似たようで あるのに 何が 違って いるので しょうか。 サルは 自分で 動き回る ことが 出来るので 興味が あれば 自分で 動いて 行って つかんだり かじったり することが 出来ます。 ところが ヒトというのは 霊長類の 中で 最も 無力な 状態で 生まれて きます。 動けないので 興味の 対象を 手に 取ることが 出来ません。 赤ちゃんは 手に 取って 触れてみたい という 欲望を 視線で 表すのです。 新しいもの、 複雑な もの、 大きいもの、 ピカピカ したもの、 カラフルな もの、 派手に 動き 回るもの などが 赤ちゃんは 大好きです。 ヒトの 赤ちゃんは その意味や 価値、 可能性を 発見しようと するかのように 見つめ 続けます。 そういえば 電車などに 乗り合わせた 赤ちゃんに ジッと 見つめられたことが ありますよね。 そういう事なんだ なあ と 思いました。