京都 琴(箏)教室だより (はてなのブログを終了)

連日暑い京都です。長きに渡りこの「はてなブログ」を使ってブログを書かせて頂いておりましたが今月から下記の様な広告が私の意志に反して入るようなシステムとなってしまいましたので これを機にグーグルのブログに移行することに致しました。 以前より入れられる動画の容量なども制限があったり使い辛い面もありましたので 丁度良い機会になったかも知れません。私は飽き性ではないので不具合が起こらなければ慣れ親しんだブログで続けたかったのですが仕方がありません。 今までも少しだけグーグルブログも使っておりましたが これからは移行致しますので 宜しければそちらの方を御覧になって下さいませ。 どうぞ宜しくお願い致します。

下記の下線文字をクリックし、ホームページからGoogleブログへ入っててください。

 http://www.koto.kyoto.jp/←クリック

京都 琴(箏)だより (京都下鴨神社足つけ神事)


まあ連日の猛暑です。京都下鴨神社では毎年土用の丑の日の前後4日間、御手洗池で「みたらし祭り」が斎行されます。 池から湧き出た水は御手洗川となり広大な糺の森を潤していますが、土用の丑の頃になると湧水量が増えることから「鴨の七不思議」の一つに数えられています。みたらし池に普段は入ることが出来ませんが、祭りの期間中だけは誰もが水に入ることが出来ますので、早朝から大勢の方が神社を訪れます。禊の方法は、履物を脱ぎ御祭神の瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)へ奉る献灯料を、お供えし御手洗川に入ります。途中ローソクに火をつけ火が消えないように池の中を歩いて井戸(沸き口)の上に祀られた「井上社」を目指し、神様に灯明を供えて祈ります。水は大人の膝下くらいですが本当に驚くほど冷たく「禊ぎ」を実感します。昨日、母とお参りさせて頂き神社様の方々ともお話しさせて頂きました。境内に灯す御提灯を献灯致しましたので帰りに御神水を戴いて帰りました。お参りの後も頂かせて頂きましたが、とても清らかな大変美味しいお水でした。明日まで行なわれておりますので、皆様も是非お出かけ下さいませ。 

京都 琴(箏)だより (早 夏バテ?)


連日36度の暑い京都です。先週はウチの町家のメンテナンスに業者さんが来られていました。生憎のにわか雨などで少し日にちも長引いたりしましたので機材や色々なものを置いたりしており、月例の「千円コンサート」も急にお休みさせて頂きました。 私は呑気者ですが掃除好きですので いつもつい日常のことを頑張り過ぎてしまいます。先週は体調が悪かったのに色々動きすぎて過労になりました。 今週いつも通っている南丹の病院へ行きましたら状態が悪いと言うことで今回初めて背中に鍼治療して頂きました。「夏バテにはまだ早いですよ」と掃除し過ぎたことを注意されました。今は反省しています。今年の夏は9月一杯まで暑さも厳しいそうですので体調管理しながら何とか元気で過ごさないといけないなと思っているところです。

京都 琴(箏)教室だより (一日琴体験)


先日 フランスから親子で琴体験に来て下さいました。お父様がフランス人、お母様が日本の方でフランス生まれだから共に高校生の女の子男の子はフランス語の方が得意です。でも本当にお行儀がよく いつもお母さんに厳しく教えられているということで受け答えなどもとても丁寧でしっかりされているので感心しました。海外に比べて日本の子供は親が躾に甘いですので公衆道徳は勿論のことですが このままではいけないなと感じる我侭な子供が多いように感じて恥かしいときもあるのですが外国の子供達は美術館などでも小さくても騒がずにお利巧に列に並んでいたりして偉いなあと思うことが多いです。さて3人でチャレンジして貰いましたが皆さんギターなど楽器が好きで弾いていますということでしたので呑みこみも早く上手に弾けるようになり最後には合奏も出来ました。日本には5・6週間滞在し京都では町家の旅館に泊まって今日はこれから貴船へ行って男の子のたっての希望で「流しそうめん」を食べてみたいということです。女の子は美術に興味がありこちらで沢山絵の具を買い込んだとか。縮緬の綺麗な風呂敷を買えた事がとても嬉しいそうです。夜には東京に移動し明日はお母様の故郷の北海道へいかれるそうです。色々なお話しをしました。「子供達には日本の文化も知っておいて欲しいので体験しましたが、今日はここへ来れて本当によかったです」と言って下さり私達も何だかとてもお別れするのが寂しい感じがしました。どうかお元気で日本を楽しまれますように、そして又いつでもここへ遊びにいらして下さればと願いました。

京都 琴(箏)だより (町家の天窓)

梅雨明けはしたものの今週は雨の多い京都でした。 ウチの築110年の古い町家ですが少し前から台所の上の天窓の辺りから雨が少し漏るようになり気になっていました。 2階建てとはいえ中二階のような家ですので吹き抜けの天井は随分高いところにあります。 屋根屋さんに調べて頂いたら、やはりこの天窓のまわりから雨が漏っているとのことでしたので折角の明り取りの窓ではありましたが この際取って貰いふさいでしまうことに決めました。屋根屋さん曰く瓦4枚分と珍しい位大きな天窓だったそうなので暗くなりますよと言われましたがふさいでしまう方が雨の心配はなくなるということでしたので決めました。はずして下へ降ろして貰った天窓を間近で見ると本当に大きな窓でした。 はまっていたガラスもしっかりしていてよくぞ割れずに今まで持ちこたえていたと思うと何だか可哀想な感じもしました。昔のものは皆、丁寧につくられていたのですね。歴史を感じました。天窓自体は問題なかったのですが周りに乗っている瓦との重なりがわずかですのでどうしてもそこから雨が入ってしまうとのことでした。塞いでしまうとやはりかなり家の台所が暗くなってしまいましたね。「どうしますか?」と最後まで聞いて下さっていましたので少し後悔しましたが この町家をもう少し使ってあげる為ですので仕方ありませんね。 今までご苦労様でしたと家族で感謝しました。こちらの家から隣りの町家の屋根を見たら綺麗に瓦を乗せて下さったので どこに天窓があったのか分からないくらいになりました。日本の古い家は本当に上手く出来ているのだなあと感心しました。

京都 琴(箏)だより (夏の町家拝見)

昨晩の京都は夜半に物凄い雨が降り 怖くて眠れないくらいでした。九州の方は大きな被害が出ていますが本当に怖いことだと実感しました。あれだけの雨が降ったのに今日は又35度位の暑さとなっています。昨日は京都駅近くの町家にお住まいの知人から家を夏の建具等にしましたので見て下さいとお誘い頂きましたので拝見させて頂きました。広いお家はお向かいにある茶道の藪の内のお家を真似て作られたというだけに、素敵な町家です。お庭には水琴窟もありいい音色がしていました。 築80年でクーラーなどはつけられなく網戸もありません。蚊取り線香をたきながら戸を開け放ち自然の涼をとってられます。京都市の方から是非この家を残して下さいと言われ調査にも来られたそうです。京都にはこうして代々受け継いで来られた町家がまだ残っています。けれども年々取り壊されて消えて行っています。京都の町の景観保持の為にも何とかこうしたお家を残して頂きたく願いました。