京都 琴(箏)だより (柏餅)

harumi-20gen2009-04-29

今年は ゴールデンウィークに 入っても 寒かったりして 皐月という 気も しませんが もうすぐ 端午の 節句ですね。 鯉のぼりを あげて いる お家も 近頃は 少なくなったようですので なかなか 実感 出来ませんが 「柏餅」を 見ると 季節?を 感じる 私です。 柏餅は あんを 二つ折に 包んだ 餅を カシワの 葉で 巻いた 和菓子で、 寛永年間 (1624〜44年)の ころ 江戸で 生まれたと いわれます。 カシワの 木は 新芽が 出るまで 古い葉が 落ちないため、 「子孫繁栄」(子が 生まれるまで 親が 死なず、家系が 途絶えないという 意味)の 象徴として 端午の 節句に 欠かせない 供物と されて きました。 柏餅というと 3種類くらい ありますね。 京都の ことしか わからないんですが、 こしあん入り、 つぶあん入り、そして 白味噌味の みそあん入りです。 みそあん入りは 多分 他の 地方では ないかも 知れませんが 独特の 味わいで 大変 美味です。 お餅は みそ入りが ピンク色だったり して いますね。 こしあんと つぶあんは お餅も 白くて わからないので カシワの 葉を 表向きのと 裏返しに してあるので 区別 して あったり します。 でも 分けて あっても 結局 どれが こしあん なんだか 粒あん なんだか わからなくて 食べて みて 「そうか」と 思うことが たびたび です。 小さな頃 どうかな なんて 言いながら 食べていたことを 思い出して 懐かしく なりました。