京都 琴(箏)だより (非公開文化財特別公開 妙心寺)

京都は この時期 非公開文化財の 特別公開が 行なわれています。 ご案内を 頂いたので いくつか 行なわれている中から、 妙心寺の 三門を 見に 行くことに しました。 朱塗りの 重要文化財の この 門は 普段は 上がることが 出来ません。 靴を 脱いで 階段を 上がりますが 何しろ とても 急な 階段で 一段 一段も 間隔が 開いていますので、 危ないです。 「前の 人と 充分 間隔を あけて 登って下さい」と 係りの 方の 注意が ありました。 上へ 上がると 高所恐怖症の 私は 怖いなと 思う位、 高さが ありました。 観世菩薩像と 周りの 十六羅漢像を 拝見しました。 父は 子供の頃、 この近所に いたので 自由に ここへ 上がっていたそうです。 が、 雀が 沢山、 仏様の 近くに 住んで?いて 大変だった とか。 今は きちんと 金網が 張られていましたから 入っていませんでしたね。 天井には 笛や 琴 琵琶など 色々な 楽器を 奏でてられる お姿が 描かれていました。 折角 来たのだしと、 かねてより 一度 見たかった 方堂の 「雲龍図」を 見に 行きました。 天井に 龍が 描かれた 所は 多く あるようですが こちらの 雲龍は 最大です。 直径 12・5メートルもあり、 狩野探幽が 8年がかりで 描きあげました。 55歳の 時です。 重要文化財の こちらの 龍の 目は 円の 中心に あると 言われ 立つ位置、見る角度に より 龍の 表情や 動きが 変化します。 不思議ですね。 「八方にらみの 龍」と 呼ばれる わけが 解りました。 それにしても 床から 10メートルも あるという 天井に 描かれている、 龍の 姿は 圧巻でした。 いつまでも 見ていたい 気持ちに なります。 素晴しいなあ と 感激しました。 妙心寺は 近くなので 今日は 頑張って 自転車で 行きました。 帰りに 走っていると 小さな お寺を いくつも 見つけました。 やっぱり さすが 京都ですね。 どちらの お寺も 緑や 花が 多く見られ、 新緑の 季節を 感じました。 京都は いいですね。 時間が ある時に お寺や 神社へ 出かけよう と 思いながら 帰って来ました。