京都 琴 (箏)教室だより (琴体験と大文字)


今朝は イギリス人の ご夫婦と 14歳の お嬢さんが 琴体験に 来られました。 3人とも とても 熱心に箏を 弾かれましたが、 とりわけ お嬢さんが とても 音感が 良く、 素敵な 音色を 出されて いて 驚きました。 ご本人も 気に 入られて 迎えの タクシーが 来ても 立ち去り がたく 弾いて られます。 このまま 続けられたら きっと とても 上手に なりそうだな と 思いました。 残念ですね。 3週間も 日本へ 滞在される ので 九州で 温泉を 楽しまれたり したそうです。 奈良も 行く予定を していた そうですが、 行けなくて 残念で と 話されて いました。 「イギリス民謡の グリーンスリーブスを 弾きましょうか?」 と 言いましたら 「この曲は ヘンリー8世が 創られた 」と 教えて 下さいまして、 それから ヘンリー8世 談義?に なりました。 彼は カトリックから プロテスタントを 創った人で とか 6人の 妻が いて とか 色々 です。 私は 大変 勉強に なりました。 お別れ する時 「今日は とっても いい思い出が 作れました」 と 喜んで 下さり 「良かったなあ」 と 思いました。 さて  今日で お盆も おしまいです。 京都は 今晩 「大文字の 送り火」が 行なわれました。 地方の 方達の 中には 「大文字焼き」と 言われる 方が おられますが、 それは 正しく ありません。 お盆に お墓から お家の 仏壇へ 帰って 来られていた 仏様が 16日に 又、 戻られます。 無事に 迷わず あの世へ 再び 帰って 行かれる ように 大文字の 灯火で 案内 して あげる という 送り火の 行事 なのです。 我家からは 何とか 「右大文字」 が 見えます。 8時に なると 灯が ともり 夜空に 「大」の 字が 見えました。 毎年 ずっと この灯を 見てきました。 久しぶりに 昔 こうして 「大文字」を 見ていた 時の ことを ふと 想い出しました。 随分 前の ことです。 時の 経つのは 本当に 早いですね。 今こうして 何とか 元気に 過ごせている ことを 感謝せずには いられませんでした。 30分 程で 灯は 消えます。「来年も この 大文字を 見られる のかな?」  色々な 事を 想い ながら 消えていく 大の 字を 見ていました。