京都 琴(箏)演奏だより (働きました)


今週は 節分です。やはり一年中でこの頃が 一番寒くなるのを実感します。 昨日は友人の門下の会があり 私は舞台調弦のお手伝いと 演奏をしてきました。11時から5時までと長丁場ですので頑張らないとと思い 家を出ました。 舞台調弦とは 当日の舞台の横のところに控えていて 1曲ごとに幕が下りて箏屋さんが 弾いた琴を撤去し 次の箏を 並べましたら その箏の調弦を微調整するのです。予め調絃室で調弦は出来ては、いるのですが 早い時間にとってありますので どうしても糸が緩んできたり楽器の移動などで ずれがでてしまったりしますので 弾く直前に 確かめる必要があります。 曲によっては 大勢での合奏などもありますので 本当に時間との勝負となります。 曲の途中での 調弦変えがある曲は 糸のところに印をつけますが それがついているかどうか等も確かめます。時と場合に寄れば調弦表と違う音になっていることもありますので 兎に角気をつけて作業?を します。 演奏中は次の曲の調弦表を 確認している位なのですが 曲が終わりになり幕が降りましたら 走って行って 出来るだけ短時間で処置出来るように 勤めますので まるで戦場さながらの慌ただしさとなってしまいます。 当日お弟子さん達は お着物ですので 合奏などの時は隣りで弾く人と 手がぶつからない様にとか 譜面台が遠すぎて いざ弾き出したら アラッということが無いようにもチェックを入れます。 まあ 何だかんだと色々ありますが 全て滞りなく終われまして ホッとしました。 良かった良かった。 皆さん緊張しつつも頑張って演奏されましたので 笑顔で終演です。 来年も いい演奏が出来ますように。