象の バトル30年


大阪市 天王寺動物園の 2頭の メスの アジアゾウの 不仲が 30年以上も続いているそうです。 60歳の「春子」と 39歳の「ラニー博子」で 人間なら 90歳と 60歳になります。 もともと 春子の いた 所へ1歳の 博子が 来ましたが 当時、他の 雌象と 一緒になり 博子を 鼻で つついたり 体当たりして 優位性を 示していました。 ところが 10年ほど前に 両者の 体格が 同じ位に なった頃から 状況が 一変、 博子が 挑戦的な 態度を とるように なり 春子の 耳の 一部を 引きちぎられる 傷害事件?も 起きました。 春子は 老人性白内障で 右目の 視力も 落ち、体力も 急速に 衰えてきている為 押し負けることが 多いと いいますが 共に 負けん気が 強く、鉄製の おりで 仕切って あっても 飼育員が いなくなると 互いに 自分の フンを 投げ合ったり 体に 砂を かけて 威嚇しあったり と とどまる 様子が ない状態が 続いているのです。 博子にすれば 幼い頃に いじめた 春子への 復讐心が 根強いようです。 ゾウは 人間に よく似ているそうで 負けん気が強く、性格が 合わない 女性同士が 憂さ晴らししているようだ とのことですが 仲良い2頭の 姿を 来園者に 見てもらいたい という 飼育員の 方達の 思いは なかなか かなわなそうですね。