京都 琴(箏)演奏だより 富田林 寺内町にて


今日は 昨日とは 打って変わった 寒い 一日でしたね。 朝、大阪の 富田林にある 旧杉山家住宅(重要文化財)で 演奏依頼が あり ギターと デュオで 弾いて きました。 この 辺りは 寺内町と いわれ 真宗の 寺院を 中心に 掘りや 土塁で 防御されて います。 これらが 出来た頃は 戦国時代の さなか でしたので 町には 戦乱を 避ける 知恵が 随所に 生かされて いました。 町全体が 一段 上がった 台地の 上に あり 周囲には 土居を めぐらせて 竹やぶを 植え、 町筋の 道と 道は 「あてまげ」と いって 半間ほど 道を ずらして 見通しを 妨げて います。 寺内町に ある 旧杉山家は 4層の 大屋根が 特徴で 代々 造り酒屋を 営んで きました。 主屋は 土間が 17世紀 中頃と 最も 古く、1734年 頃、現在の 形に 整いました。 女流天才歌人と 言われた 石上露子の 生家でも あります。 今は 富田林市の 所有と なり 一般に 公開 される ように なりました。 大変 趣き 深い この お家ですが さすがに 今日は 寒かった ですね。 でも お客様も 熱心に 聴いて下さり 喜んで 頂き ました。 演奏が 終わると すぐに 京都へ 戻り、 生徒さんの 披露宴で 演奏が ありました。 慌ただしく 一日が 終わったなあ という 感じです。