京都 琴(箏)演奏だより (披露宴演奏の後で)

このところ 雨が 降りますね。 今日は 京都 下鴨神社で 披露宴演奏が ありました。 昨夜は よく 雨が 降って いたので 今日は 午後から 大丈夫かも と 期待していましたが、 降ったり やんだりと 落ち着かない 空模様でした。 クーラーも かけて あるので 演奏中は あまり 暑さも 感じませんでしたが 終わって 外に 出ると かなり 蒸し暑かったんです。 今日の 披露宴は 椅子席でしたので 立奏台など 荷物も 多く、 神社の 駐車場に 止めた 車まで 荷物を 何回か 運んで いたら 急に 歩けなく なりました。 ふと 足元を 見ると なんと、 草履の 鼻緒が 片方 取れて しまって いたのです。 「わぁ。 どうしよう。」と 慌てている 私を 見つけて 下鴨茶寮の 係りの 方達が 「スリッパ 持って きましょうか?」と 声を かけて 下さいました。 鼻緒が 切れる 体験は 初めて でしたが 当然の ことながら 本当に 一歩も 歩けなく なる ものですね。 右は 大丈夫でも どうする事も 出来ません。 「まだ 箏を 運んで ないのに 困るわぁ。」と 言って いた 私に 顔なじみの 神社の 駐車場の 係りの おじさんが 「先生、 これ 履いて 下さい。」と 男用の 雪駄を 片方 貸して 下さい ました。 右足 ピンクの 草履、 左足には 雪駄と 奇妙な 格好でしたが 大変 嬉しく、 喜んで 履かせて 頂き、 無事に 車に 荷物を 載せる事が 出来ました。 良かった。 玄関の 椅子に 今 宴を 終えたばかりの 新郎 新婦さんが 座って られましたが なるべく 悟られないように? 必死で 目線を そらして 箏を 運んだんです。 車に のれば 後は 何とか なるので お借りした 雪駄を お返しして、 何とか 車に 乗り込み ました。 帰りに 寄る 予定の ところも あったんですが、 これでは どうしようも ないので 当然 真っ直ぐ 家路に つきました。 まあ 冷や汗が 出て 一変に 暑く なり、 帰るなり シャワーを 浴びました。 「もう この 草履 大分 履いてるから やめたら」 なんて 母に 言われて いたなあ と 今、 思い 出しました。 もう さすがに 呑気な 性格でも これからは、 気を つけよう と 心している ところです。 神社の 皆様方の ご親切に 感謝 して おります。 お騒がせ して 申し訳 ありませんでした。