京都 琴(箏)だより (東福寺・チベットタンカ絵)

今日の 京都は 少し 暑い位の いいお天気でした。 今朝は 京都 東福寺の 「退耕庵」で チベットタンカ絵師 「馬場崎研二」さんの 帰国展が あり、 ご案内を 頂きましたので 母と 行かせて 頂きました。 ここ 東福寺は 紅葉が とりわけ 有名な ところですので、 紅葉には 少し 早いですが 既に 多くの 方々が 観光に いらして いました。 馬場崎さんは 長崎県 佐世保市 出身で、 慶応大学で 法学の 政治学を 学ばれましたが、 後 インド・ダラムサラに 何と 31年も 過ごされ チベットタンカ絵を 学んで 描いて こられました。 今年の 7月に 佐世保に 戻られ 今は 日本で 活躍 されて います。 伝統的な チベットの 仏画を チャンバ・ツェテン師に 11年 学ばれた との ことでしたが、 岩から 採取したという 独特の 画材を 使った 色合いは 本当に 高貴な 感じが しました。 自然の 材料を 使って 描かれる なんて 素敵ですね。 又、 紙だけでなく 布にも 描かれた 本当に 繊細な 仏様や 動物など どの様に したら こんなに 細かく 描けるのかな と 思う 絵ばかり です。 ため息が 出て しまいます。 一枚ごとに 物語性のある 大変 赴き深い 絵ばかり でした。 丁度、 ご本人が いらして 絵の こと等 お話しを 伺う 事が 出来、 余計に 嬉しかった です。 優しい ながら ご自分の ポリシーを きちんと 持たれて いらっしゃる 方なんだなあ と 感心 して しまいました。 一緒に 写真も 撮って 頂きました。 一枚 描かれるのに 3ヶ月 程 かかる そうです。 絵を 見させて 頂いて 大いに 納得 致しました。 今日は 本当に 素晴しい ものに 出遭えて 感動 です。 10日 まで ですので 皆さんも 是非 見て頂きたいな と 思います。 とっても 素敵ですよ。