京都 琴(箏)だより (並河へ)


京都は 今日 とても 過ごしやすい日でした。 少し 寒い位で 連日の 暑さも うその様です。 昨晩は お誘い 頂いて 山陰本線 並河の 大井町亀岡市)にある 神社の 「花まつり」へ 行って 来ました。 こちらで お味噌などに 使う 「こうじ」を 作ってられる 知人の お家へ お邪魔して お味噌を 買って帰ることが 目的でしたが 丁度 地区の 大井神社の お祭りが ありますので そちらへも 伺いました。 神社には その昔 京都 松尾大社の 祭神が 神使の 亀に乗り 保津川を 上がって こられた時 急流を 越えられず 鯉に 乗り換えて 当地に 上陸された との ことから 「鯉明神」と 呼ばれ 氏子の 間では 鯉を 尊び 食用は もとより 捕獲も 禁じ 五月の 節句の 折にも こいのぼりは あげないそうです。 面白いですね。 8月19日は 花まつりが おこなわれ 1・2メートルの 大松を 主体にした 立花や 氏子による 生け花 などが 奉納されます。 境内も 広く 楽しい お祭りでした。 知人の お宅で 初めて 胡麻の 花を 見ました。 刈り取って むしろに 束ねてあり 枯れさせて 胡麻を とり ごみなどを 取り 綺麗に 洗って 生ごまとして 使います。 もう 夜でしたので あまり わかりませんでしたが 広い 田んぼや 白味噌に 使うという 白大豆が なっている畑なども 見せて 頂きました。 「昔は 全部 一から 田植えも 手で していたけれど 今は 機械が あるから 随分 便利に なりました」との ことでしたが これだけの 田畑を 守って おられるのは 本当に 大変な ことだと 思いました。 座敷に 招かれ お仏壇を 拝ませて 頂いたら 携帯電話が 置かれており 何だろうと 思って 尋ねてみたら 「娘の ものです」との ことです。 壁に 額に入った お写真が 何枚か ありましたが その中に お着物姿の お嬢さんと 綺麗な お顔立の 女の方の お写真が 場違いに ありました。 3人の お子様の内の お二人の 娘様の お顔でした。 一人は 21歳の 時に 交通事故で もう一人は 39歳で ご病気で お亡くなりに なられたそうです。 お元気でしたら 私位の お歳だそうですが お話し されて いる時にも お母様は 涙してられ 私も 言葉が ありませんでした。 どんな 気持ちで 今まで 来られたのかと 思うと あまりに 重くて 本当に よく 頑張って こられたことであると 思います。  息子さん御夫婦と 住んでられ 優しい お嫁さんも ご挨拶して 下さいました。 どうぞ お身体を 大切に なさって お過ごし下さればと 心から 願います。 「又 是非 来てくださいね」と お声賭け 頂いて 嬉しかったです。 秋には 神社の お祭りが あるそうですので その頃 又 お伺い したいと 思います。