京都 琴(箏)だより (秋の一日、楽美術館から)

harumi-20gen2011-11-03

京都は 今 国民文化祭京都開催に合わせて 色々な行事が 行なわれています。 邦楽の方でも5日には 京都会館の方で 大きな催しが 一日あります。 私も 本当なら 参加しなければ いけないのですが 諸事情で 今回は 欠席させて頂きました、すみません。 母は お役もあたっておりますので 今日から 3日間 朝から出かけております。 さて 今日は 行きたかったけれど 時間がなくて 行けてなかった 楽美術館へ 漸く行ってきました。「楽と永楽そして仁清」という 楽家歴代と 保全以後の永楽家歴代の 代表作と共に 京焼の原点、野々村仁清の代表作を 加えて展示という催しです。 ホトトギスなどが 綺麗に活けられた 館内は 静かで 心がとても落ち着きました。 九代楽了作 「古頭巾」赤楽茶碗、十代楽旦入作 「富士之繪黒楽茶碗」など 素敵な作品が あります。私の お気に入りは 十二代楽弘入(安政4〜昭和7)作の「楓錦」銘の 赤楽茶碗でした。 明治4年 14歳の時に 襲名し 後に 長次郎300回忌の法要を つとめ 記念の赤茶碗 300碗を 制作されたそうですが このお茶碗は 本当に美しく 素晴しかったです。 手びねりで 作られた後 へらで 丁寧に形作られたものですが 色が 綺麗で 溜息がでました。 いいですね。1時間くらいかけて ゆっくり観させて頂いた後、 お使い物で 虎屋へ行きましたら 丁度 「虎屋ギャラリー」で 老舗友禅工房の 岡重の明治から昭和にかけての 羽裏や 見本帳などが 見られまして 又 そこで パンフレットを 頂きましたら 京都府庁の 重要文化材である旧本館で 旧知事室が 公開されているというので それも 立ち寄りました。 生け花や 彫刻展等も ありまして それも 観て 堪能しました。 うーん、今日は 自転車で くるくると 様々な ところへ行けて 満足しました。 秋の一日 堪能しました。